岩手県予防医学協会

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大腸がん検診

Local medical examination

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大腸がんとは

がんの死因のうち、女性で1番多いのは大腸がんです。男性でも3番目となっています。

大腸は消化管の最後の部分であり、水分を吸い取りながら固形の便を作っています。

この部位にできるのが大腸がんです。

なかなか自覚症状が出ないことが多いため、見過ごされがちながんです。進行すると血便や下血、下痢と便秘とを繰り返すといった症状が出ることがあります。

もし何かしらの症状や違和感があれば検診を待たずに医療機関を受診してください。

人口動態統計がん死亡データ

男性の主要がん死亡数2020年

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
(厚生労働省人口動態統計)
女性の主要がん死亡数2020年

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
(厚生労働省人口動態統計)

便潜血反応検査

2日分の便を採取して、そこに微量な出血がないかを検査します。がんやポリープといった大腸疾患があるとそこから出血することがあります。出血といっても肉眼では見えない微量なものを検出します。

他のがん検診と比べると身体的負担の少ない検査ですが、2日分採取することを困難と感じる人が多いようです。毎日出血があるとは限らないため、2日分の採取により精度を高めることができます。また、冷暗所に保存することで4~5日程度は検査が可能となりますので、積極的に取り組んでみてください。

要精密検査という結果の場合には、必ず精密検査を受診してください。痔のせいだろうとして放置し、がんが進行してしまう場合があります。精密検査を受けるところまでが、がん検診です。

下部消化管内視鏡検査

便潜血反応検査で陽性となった方が対象となる精密検査です。

肛門から内視鏡を挿入し、観察します。

大腸粘膜を直接観察できるため、小さな病変、浅いくぼみの病変、炎症の変化などを発見できます。検査当日朝から下剤を飲み、午後に検査となります。

大腸CT検査

便潜血反応検査で陽性となった方の精密検査として行われる検査です。

大腸に炭酸ガスを注入して、CT検査を行います。内視鏡検査と比べ傷みが少ないと感じる方が多いです。

下剤の量も内視鏡検査と比べると少なく済みます。

小さな病変が見つけづらいことや、病変が疑われた場合には内視鏡検査が必要になること、医療被ばくがあることが注意点として挙げられます。

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