岩手県予防医学協会

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結核予防

Tuberculosis prevention

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新しい時代の結核予防に向けて

かつて日本人の死因の第一を占め、「国民病」と呼ばれ恐れられた結核。

今一番こわいのは人々の「無関心」です。

よぼういがく協会は公益財団法人結核予防会の岩手県支部として、
結核予防のためのさまざまな事業を推進しています。


結核の今

結核とは?

結核菌によって肺などに炎症を起こす病気です。かぜとよく似た初期症状がありますが、結核と気付かずにいると、空気感染で人にうつしてしまうこともあります。せきやタンが2週間以上続いたら、医療機関を受診しましょう。高齢者は明確な症状がなく、食欲不振や体重減少として表れることもあります。定期的な検診を欠かさないようにしましょう。

結核の現状

世界
総人口のおよそ4分の1が結核に感染しており、2021年には約1,060万人が新たに発病、160万人が命を落としました。主要な治療薬であるリファンピシンに耐性を持つ結核の発病者数は45万人にもなります。
日本
1日に32人の新しい患者さんが発生しています。2021年には11,519人が発病し、1,845人が亡くなりました。感染者の約4割が80歳以上の高齢化です。また約1割が外国生まれの方です。

 

出典:公益財団法人結核予防会「結核の常識2023」

結核の治療

結核と診断されても、6か月間毎日きちんと薬を服用すれば治ります。治療にはDOTS(直接服薬確認療法)を行います。これは患者さんが服薬するのを医療従事者が目の前で確認し、服薬を支援するものです。


複十字シール運動

複十字シール運動は、結核を中心とした胸の病気をなくして、健康で明るい社会をつくるための運動です。その実現のために募金活動を行うとともに、病気への理解を広め、予防の大切さを伝えています。お寄せいただいた募金は、結核予防の教育活動、調査研究活動、国際協力事業などを進めるうえで大きな力となっています。 あたたかいお力添えをよろしくお願いいたします。

複十字シール

1904年にデンマークでクリスマスシールが発行され、その益金は結核に苦しむ人々のために役立てられました。シールを使った募金活動は世界に広がり、現在も各国で行われています。複十字シールには、健康を願うメッセージが込められています。シールをお使いいただくことで、運動の輪が広がります。

日本のシールは1952年に作られ、毎年新しいデザインが生まれてきました。令和5年度のシール図案は、昨年度に引き続きイラストレーターあさいとおる氏によるものです。今年のテーマは世界を、自分を、大事な人を「災い」から守る「お守り」です。大シールの右上は岩手県滝沢市の「チャグチャグ馬コ」がモチーフになっています。

複十字シール運動については、当協会企画広報課複十字シール運動担当までお問合せください。

募金の使い道

令和4年度、全国からお寄せいただいた募金は総額1億4,619万9,939円、うち岩手県支部にお寄せいただいた募金は144万5,608円でした。みなさまのあたたかいお気持ちに心からお礼申し上げます。

益金の主な使い道(全国)

普及啓発や教育資材の作成

全国各地域の結核予防団体の活動費

途上国の結核対策支援

結核対策などの調査研究事業

結核についてもっと詳しく知りたい人はこちら

公益財団法人結核予防会のホームページ

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